第4回写真「1_WALL」展
2011/3/28 (月) 〜4/21 (木)4/4(月)〜4/28(木)
12:00〜19:00(水曜日は20:30まで)
日曜祝日休廊
在廊予定
不在   4/8.9.11.15.16.20.22
16:00以降 4/23
17:00以降 4/4.5.6.7.12.13.14.18.19.25.26.27.28
詳細はTWITTERでどうぞ@TKHR84
ガーディアン・ガーデン
〒104-0061東京都中央区銀座7-3-5リクルートGINZA7ビルB1F
公開最終審査
4月7日(木)18:00〜20:30(予定)
要予約 Tel 03-5568-8818(2月10日から受付開始)
オープニングパーティー
4月7日(木)20:30〜21:30(予定)
展示作家
飯塚修太、岡田希更、斉藤麻子、畑直幸、三野新、山下隆博
http://rcc.recruit.co.jp/gg/

「奇跡の傍らで眠る」

 私の故郷には原子力発電施設がある。そこで暮らしている人にとっては当たり前の存在であり、そこで働き、その傍らで眠るという事が日常だ。そして、かつての私にとってもそれは日常だった。
 しかし、故郷を離れ暮らしていくなかで原発に関する社会的な意見を見聞きしていると私の中で外側と内側の温度差の様なものを感じた。
 様々なメディアで良くも悪くも語られている事とは全く関係なく、私の故郷や原子力施設を抱える地域では人々が暮らしている。


 私達の想像を超える様な現実が起こるかもしれないという事を考えながら生活するのは大変だ。それを私達は考えない様にと努める。そこにはある種の忘却の様なものが作用し、生活に支障のない様に頭の片隅へと追いやる。
 しかし、私達はその事を一度も忘れた事など無いはずだ。それはいつ起きても問題が無いという覚悟の様にも思える。
 あっけらかんとした私の母は「どーしよーもないべさ」と言う。そんな母の言葉が意外と私には重い。