2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

言われて解る写真と、言われずとも解る写真と、何を言われ様が解らない写真。そう考えるとタイトルの重要性に気付く。見えざる物の介在を良しとして自己理解だけで進むのはいささか軽率であるが、私はついついその見る者の感受性に頼ってしまう。 どこまでや…

葬式をするという事は、そこに立ち会っている人達に人が死ぬとどれだけの人が悲しむかという事を知覚させるという意味も含んでいるのかもしれない。

カラー暗室ではプロセッサ内から写真が出てくるまでが勝負だと思っている。故に私は様々な試みをした。小説を読み、新書を読み、雑誌を読み、ipodでアニメを見たりと悪戦苦闘した結果マンガが一番適していると実感した。小説や新書は元々勉強と称して無理矢…

再構成の繰り返しは私の中に記憶を残さないながらも、その時だけを生き続け虚構を見せてくれる。その虚構の繰り返しが物語を語り続け、私を越えて聞き手にまで虚構を伝達する。煙の様に姿を変えながら私の物語は聞き手の中でも新たな煙となり姿を変えていく。…

写真は知的なパズルだ。何も知らない人達に物事を気持ちよく解らせなくてはいけない。 有り余る現実の欠片を選んで、それを適当な所へはめていく。その単純にして永遠にも近い行為をひたすらに繰り返して彼らにこびなくてはいけない。自分を生殺しにして、理…

この人は本当にそんな事思ってるのか?という疑問に加えて、もし本当にそんなにポジティブならその裏は大変酷いものになっているんじゃないだろうかとか、何だか恐怖というより心配になってしまう。そして、何よりうざい。実際にあったらどうか解らないが。

たまに自分の写真を見てみるのもいいものだ

かつて毎日写真を適当に無理矢理撮っていた事があった。その写真を見るとホントどうでもいいのだが、自分の中で記憶が結構よみがえってくる。別に他人に見せる様なものではなかったのかもしれないが、こうやってみてみると何だか懐かしさがこみ上げてくる。 …

いいものを見ると触発される。映画でも絵画でもアニメでも詩でも小説でも、勿論写真でも。 その為に良い写真集は手元に置いておきたい。腐りきった自分を奮い立たせる為に。そこへたどり着く為に、写真集を購入し続ける。

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曇天の中に時々さす太陽に露出を狂わされる。それにも関わらず列車には梅を目当てに、クライミングを目当てに向かう人がまばらながらいるのに驚いた。空には鳶が旋回して、そのわずか下にはうっすらと雪が積もった山頂が見える。 奥多摩湖の少し奥にある駐車…