2011年4月12日福島県いわき市久之浜

 まずいわき市へ避難し、原発問題の為さらに水戸へ避難した。そこで避難所へ入ろうとしたら、

避難所の人「検査を受けてください。」
彼女「じゃあ、受けれなければ車中泊ですか?」
避難所の人「頑張ってください。」

その様な会話があり、やむなく車に泊まったそうだ。

 水戸を諦め、東京の青梅の親戚の家へ向かい一泊したが、あまり長くいる事もできず群馬県みなかみ町へ移り、そして、いわきに戻って来た。
 今は旦那の妹の 家に居候させてもらっているが、あまり体が良くない彼女に働けと急かす義姉とのやりとりを聞いていた彼女の長女が高校をやめ働くと言い出したそうだ。

 家や仕事を失ってどうしようもないこの状況で、学校をやめる決意をする子供もいるのだと実感した。そして、旦那さんは唯一残った船で寝泊まりをしている。それは船の計器が、盗まれる恐れがあるからだそうだ。今は小名浜港に停泊しているという。