2011年6月4日福島県南相馬市原町区

 初めて南相馬へ行き海沿いへ行くと瓦礫が片付いているという印象を受けた。しかし、その脇には山の様な瓦礫が分別されずに積み上がっていた。その規模はやはりいわきよりも大きいのだとそれを見て実感した。
 そして、この写真に写っている花を見て「ああ、人が死んでいるのだ」と再確認した。ここに見える何も無い景色と瓦礫の山には人の思いが今尚残っているのだと、瓦礫という言葉に対する罪悪感とともに迫って来た様な気がした。


 写真展の方もよろしくお願いします。明日は午後五時よりトークイベントもあります。
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