世界を肯定的に見る唯一の方法としての側面と、否定的に見ざる終えないという現実の確認と、それの提起をするための手段という側面をもっている。

 故に、自分は写真というものを通して社会との接点を探しているのだと思う。


 こう書くとかっこよさげに聞こえるが、裏を返せば写真というものが無ければ社会と関わっていけない、クソにもならない人間という事になる。
 そして何より、どうしてここまで続けてこれているのかというと、やはり写真は楽しいからである。最終的には自己の利己や、快楽を求める為だけにやっているんかも知れない。しかし、それを認めたくない。というよりも、そう言ってしまうとあまりにも陳腐に聞こえてしまうから、もっともらしい理由を並べて語ってしまうのかもしれない。


 写真は最高の暇つぶしなのかもしれない。