いい年してエヴァンゲリオンなんて見るものではない。リアルタイムで見ていた時の悶々とした気持ちと形容すべきか否かは定かではないがそれに似通った気持ちを少なからず思い出させた。

 何も無い田舎。でもそれが日常であると自身気付いていて、こんな若い僕がどうこうして変わる様なものでは無いと確信していたし、諦めてもいた。
 学生生活なんて自由になるまでの暇つぶしだと思っていたあの頃、以前より少なからず自由になってしまった僕は、自分で選択した事に不自由を感じて、それに感じて何だかよく解からない。


 自分は誰?とか、誰の為?とか、どうしてここに?とか、そういった事は中学生や高校生の時点で思考停止してしまうべきだと思う。


 そんな事より、今年の九月に新劇場版が公開されるそうで、エヴァンゲリオンを知らない世代が誤って見てしまったのなら、それはそれで危惧すべき現実が起きてしまいそうで何だか少し面白い。