撮影に関しては好きでやっているというのが大きく関わってくる。稀に、「やらなければいけない」というや思いとは別に強迫観念ともつかない必然性の様なものを感じてするが、やる気を奮い立たせて取り込むという事はほぼ無い。
 しかし、写真に関して勉強するという事。例えば写真集を読んだり、写真展へ行ったり、写真に関する文章を読んでみたりといった事に関してはやる気を奮い立たせなければ出来ないという事が多々ある。嫌という訳ではないが、何故だかそれらの行為を蔑ろにしてしまうという事が私には多々ある。それはプリント作業に関してもそうだし、シークェンスを考える場合にも同様にある。

 しかし、それは時期や体調に激しく左右され、やる気を奮い立たせなくても自然とそれらをこなしている時もあれば、やる気を奮い立たせて嫌々気味にやっている事もある。


 今は何故だかもの凄くすんなり全ての写真行為に対して抵抗無くやれている様な気がする。それが秋になりかけているからか、インド日本インドの途中であるからか、夜間作業の休み期間だからか、はたまた酒が安物の焼酎になったからかは解らないが、銭湯でも写真の事を考えられているという事は私には稀である。