生きている人間と言うのは、何かに対して真剣に取り組んでいる人のことを言う。いわゆる本当に生きているといった意味だ。


 最近色々な人に会うことが多い。そして、その中でもやはり生きている人間と話したり、いやむしろ一緒にいるだけでやはり気持ちがいいものだ。
 自分がやっている事に対して自分が全く興味が無くともその勢いのようなものに圧倒され、何だか知らないが面白くなってきてしまう。そういった空気の様なものがやはり気持ちが良いのかも知れない。

 今回印象深かったのが、前回多摩川で知り合った音楽家達のライブだ。前日から一睡もしていないにもかかわらず、眠気が吹き飛ぶライブ。撮影していたからというのも有るのかもしれないが、その後の打ち上げでも自分たちが写真談義をするかの様な音楽談義。全く意味が解からないが、その勢いや、もっと良くしたいという気持ちがとても伝わってきて話を聞いているだけで楽しかった。


 やはり、仕事の愚痴とか、サラリーマン的会話なんかしているような人達より、本当の意味で生きている人の方が一緒にいて気持ちが良い。もちろん、そういった人達も別の角度から見ると生きているのかもしれないが、自分から見るとそうは判断できない。
 ベクトルは違えど、同じ匂いのする人間はいるのだなと実感できた週末だった。


 それにしても辛い。部屋がどんどん散らかっていく。洗濯物がどんどん溢れていく。風呂に入らない日数がどんどん増えていく。年末って感じだ。