「レンズ越しに見た風景」「レンズ越しに写真家が見たもの」


 レンズを通さなければ物事を捉えられないのかと窺いたくなる様なキャッチフレーズ。レンズ越しに見るのではなく、本物の眼で見てから撮るのにどうしてこのような事を書くのか。
 現実を感じたから撮るのであって、カメラがあるから撮るのではない。そこに現実があるからカメラをわざわざ持ち出して捉えるのだ。