快晴とはいえないがそこそこの天気。家族連れは子供の自転車特訓に奮闘中、大学生達は男女乱れてサッカーに夢中だ。特に家族ず連れの奥さんがタイプだった。


 犬を連れたおばあさんは微笑み、犬をこっちに向かせようと必死だった。犬は随分と若いが息子夫婦の飼い犬らしく年齢は解からないとか。
 その近くで小学校のレクリエーション。可愛らしく裕福そうな兄妹は土手をエンドレスで転がっていた。

 意を決して声をかけた後姿可愛い系の女性は経堂に住んでいるらしい。今日はサンダルを買って履いてみたので裸足だそうだ。「多摩川いいですよね」「ええ」そんな感じ。

 中国人旅行者達は近所に住んでいる日本人と一緒にピクニックな感じ。鮭も入っていてノリノリな感じが羨ましい。元満州の地方から来たと言われたがよく場所が把握できないので解からなかったが、別の女性は美人だった。


 とぼとぼと歩き続けた。いつも通っていたダムのような所に穴がボッコリ出来ていて工事をしていたり、新規開拓地のような中流階級住宅地の工事現場、焼失してしまったホームレスのホーム。河川敷は常に新しくあれと言う暗示の様なものを感じた。
 だがしかし、変わらないものと言うものもあり、久しぶりに見た梅ノ木は未だにそこにあり、ホームレスの家もそのまま10年あり続ける。