Michiko Kon: Still Lifes

Michiko Kon: Still Lifes

 「食べ物をこんな・・・」と、思う前に「綺麗だな」と言う感情が先に来る。そして、「キモイ」になる。しかし、ここに写っている大概のものは食えるもので、僕らが常日頃眼にしているものなのだ。
 いつも注視する事が少ないかもしれないモノ達を、紳士に尊重し、晴れ姿に向けて仕立ててあげたといったところであろう。
 こっちはカラーがヤバイ。そして、この作業を洋館で一人でやっていると想像すると「あーやばいなー」


 

Room to Play

Room to Play

 届いて開いた時のインパクトは尋常ではなかった。恐怖を覚えた。あまりに怖すぎて数回しか見ていないが、この作品はある意味での子供の無邪気さと言ってしまえば簡単であるが、そういった意味での恐怖を感じる。
 中途半端な等身、中途半端にある胸、どこか見る者の奥の方を見つめる眼。その全てが怖い。特にモノクロがヤバイ。コレはもう写真ではない様な気がする。