どんどんインドへの日にちが迫っている。

 極近親の友人達に会い、さして用意するものなど無い準備を進めている。しかし、未だに実感が湧いてこない。こんな熱いのは嫌だなーなんて思っている日常も、あっちに行ってしまえばぬるいものだと思ってしまう現実が差し迫っているというのに実感が本当に湧かない。
 往々にして物語とは唐突に訪れるものだと思っているから、なお更に変な気分だ。


 これで会うのが最後になるわけでも、ましてやこれからこんな事を繰り返すのだというのにも関わらず皆暖かく見送ってくれる事にしみじみ感謝したい。


 資本主義の飼い犬どもとか、本当の作品とはとか、セクシャルマイノリティーがとか、色恋沙汰が落ち着いてとか、そういった些細な話を今後なお続けていきたい。


 そろそろ熱を出す頃だ。嫌だ。