North Korea

North Korea

 何故か登録されていませんとなっている。不思議。

 最早、場所で見せられる場所は無い。と言われているが、ここだけは除外すべきであろう。テレビや新聞などで植えつけられた妄想とは違う部分で北朝鮮の表皮が垣間見れる作品である。

 怖いまでに整っている映像。それが国家なのか、それとも作者の受けた印象なのか・・・本のつくりがとてもThames&hudson。


Domestic Landscapes: A Portrait of Europeans At Home

Domestic Landscapes: A Portrait of Europeans At Home

見ていると飽きてくる。が、それがこの類の良い所なのかも知れない。そう気づかせてくれた一冊だ。見る回数を重ねるたびに新たな発見がポンポンと現れて、何だか病み付きになってくる。
 タイトルと表紙にやられて買ったが、損はしていないと思う。いや、むしろ得した気分である。と共に室内撮影の困難さをひしひしと感じさせてくれる一冊であろう。


西蔵より肖像 有元伸也

 何故かブックオフにて1400円で売られていて驚いた。

 今の有元さんの作品には無い匂いがある。簡単に言ってしまえば若さがそこにあって、好奇心やそういったものがぐちゃぐちゃにアグレッシブ。
 ポジティブ系ポートレイト。だけじゃないけど。


Afghanistan

Afghanistan

 表紙にやられて失望した。が、その失望は2回目以降に払拭された。

 戦争の残骸。それが美しくも残酷に、克明に、映し出され、あたかも秩序を持っているかのような印象を受ける。
 作者はあくまで戦争を否定しているのだが、見てしまった現実はいろいろな事を思わせたのではないのだろうか。定かじゃないけど、そんな印象。


Satellites: Photographs from the Fringes of the Former Soviet Union

Satellites: Photographs from the Fringes of the Former Soviet Union

 マグナム!って感じを受けるが、やはりニューエイジな感は隠せないと言うか、隠そうともせずに見せているところがカッコいい。それでいて意図が明確すぎる位に前に出ていて、しかもそれ程不快に思わせない辺りが匠だなと思った。
 ニューエイジドキュメンタリーハジマタ!といった一冊であろうか。


Richard Misrach Golden Gate

Richard Misrach Golden Gate

 golden gate事態がどんな意味合いを持つのかは定かではないが(知りたい)、定点観測から生まれる美というもの、その忍耐に完敗だ。
 要所要所で、これは何所でもいいだろ!といった写真があるが、あれこそが重要なのであろうと自分は思った。

 毎度毎度子とあるごとに見てしまいそうな作品だ。


our face―日本に暮す様々な人々3141人を重ねた肖像

our face―日本に暮す様々な人々3141人を重ねた肖像

 国立近代美術館で見た時の驚きは忘れられないものだ。

 「日本のいまを見渡す写真集」とあるが、それはカテゴライズがそうさせているだけであって、自分としてはもっと普遍的なヒトというものを感じずにはいられない。

 表紙の3141人を重ねた肖像はきっとイブです。そう思います。