未来は枝分かれしたものなのだろうか。それとも、一方通行なのだろうか。SFな映像を見ているとよくそう思う。過去へ行って未来を変えようとする主人公はだいたい変えられないと気づき嘆く。けど稀に、変えられるものもある。変わってしまったはずの未来を見ているという事は、その未来は別の未来であるという事になるのだろう。
 もしそうであるならなんとかすれば未来は変わるという事になるというか、まず過去には未だに行けたためしも、未来に行けたためしも無いのでそんな事を考えるのは数時間で終わる。

 何も変えられないが、全てを変えられるという思いがあれば何とか良い方向にものを運ぶ事が出来るかもしれない。それが出来ないときは運命だと言ってしまうとどうでも良くなるというか、そもそもそんな事は実はどうでも良かったりする。急いでも焦っても未来は実は逃げない。