幻滅してくれてかまわない。

 私は人の幸せなどにほぼ興味が無い。私は私がいかに楽しく愉快に生活できるか。そして、その上で如何に名誉を得るかという事しか頭に無い。私が現在取り組んでいるドキュメンタリー写真に関しても、些細な哀れみやどうにかしてやりたいという気持ちはあるが、それ以上に私が如何にほめられるかという事ばかり考えている。
 他人の本当に他人の幸せな話を聞いたりみたりする事に対して「隣の芝は青い」的な思いを激しく抱くし、浅はかすぎる発言には唾とは言わない、痰を吐きつけたくもなる。

 何がエコか、何がエロゲ規制か、何がテレビか、そんなものは知らぬ。私は渋谷のど真ん中でマンコと叫ぶ。叫んでしまった。

 もう死にたくはないけれども死んでしまいたい様な気持ちに苛まれる毎日だ。私は何をしていれば満たされるのだろうか。それを探す事が人生というのならば、そんなもの始めからなくなってしまっていれば良いのにとすら思ってしまう。

 満たされない毎日に水を注ぎ続ける為の水はもう少ない。