■

　やっぱり時間がある時よりも時間がない時の方が必死になれる。時間があればあるだけ何もしなくなる。結局追いつめられてギリギリになって何かをしだす。最初から時間がなければ最初からクライマックスなのだ。

　どう見られるかという事ばかりを考える事は悪い事ではない。だが、どう見られるかという事を考え過ぎてどうにも行かなくなる事は悪い事だ。だから、どう見せるべきかという事を考えなければいけない。だが、どう理解されるかという事を忘れてはいけない。だけど、理解はされたいと思って安易にしてしまう事は避けて通るべきだ。が、誰に理解されるかと言う事も理解すべきだ。そして、誰に理解されるべきかという事も念頭に置かなければいけない。だが、そんなものは未だに解らない。

　何かを新たに得るには何かを捨てなければいけないが、新たに手に入れたものでそれを補わなければいけない。しかし、それを理解するには時間が必要だ。