私のジャストタイムリーな仮面ライダーはブラックRXです。祖母曰く「よくライダーキックを食らった」そうだ。そして、高校一年生くらいの時は半ば本気でスーツアクターになりたいとクウガ、アギトと朝から年甲斐も無く見ていたものだ。まさかオダギリジョーがここまで出世するとは思わなかった。


 そんな訳で私は随分と仮面ライダーから離れた生活を送っていたがひょんな事から(田舎の友人に勧められて)ディケイドを見始めて仰天した。まずダサイ。ノーマル状態はまだ見れると今では思うが、ファイナルフォームライドしたらもう眼も当てられないくらいのダサさだ。何故頭部に自分のカードを掲げているか理解できない。これではまるで自分の頭部についている言葉をあてるゲームの様ではないか。そして何より士君こと井上正大の演技のがゴニョゴニョな感じが逆に来る。いいのか!?と思わずにはいられない。
 ダサイとか演技が・・・とかと悪口じみた事ばかり言っていてもしょうがない。どこが素晴らしいか(さっきまでもその要素です。一応)何より二話でいろんな世界を解決してしまう爽快さ。そして手に入れていくカードを次々と仮面ライドしていく格好良さ。コレクション魂を秘めた男の子には実にそそるストーリーの消費力だと思う。
 何より主人公が写真家という残念な所。「世界の全てを写真に収めたい。しかし、世界が自分に撮られたがっていない。」なんて事を言うものだからドキッとしてしまう。おまけに使っているのが二眼のトイカメラなものだからさらにドキッとしてしまう。思わずネットで探してしまう始末だ。

 後、周りを固める俳優陣にも注目してみると夏海ちゃんのなんて可愛らしい事か。敬語です。常に敬語です。素晴らしい。海東 大樹のきざっぷりにも注目したい所だ。手を銃の様にして大体なんか喋ってるし、「〜たまえ」なんて素敵な喋り方をするものだから私もまねしたくなってしまう。

 なんだか色々言いたいのだがあまりに多過ぎて何を言ったらいいやら解らなくなってきたのでこれくらいにするが、とりあえず最終回かと思ったらまさかの劇場最終回なんて聞いてないよ鳴滝さん!あ、そうそう成竜さんはきっとディケイドに嫌みを言う役だと思ってます。後、キバーラがみゆきち沢城みゆき)ってのも大いに絶賛したい所です。どうやら劇場版では仮面ライダーになっちゃうみたいだし。12/12が待ち遠しいって、オールライダーVS大ショッカーも見てねーよ!!


追伸:まさか俳優陣が平成生まればかりだとは思いませんでした。正直ショックです。