どうやら私は人の生活というものを知ってしまった様だ。別にどうでもいい話をして過ごしてみたり、嬉しい知らせを真っ先に共有して一緒に喜んでくれる人が居るという生活を知ってしまった私は、どうやらしばらく写真の事で悩めなくなってしまいそうだ。それが今はいい事に思えるし、どうなのかとも悩んでしまう。
 いい事が繰り返してしまうと「もっとこれ以上」と思ってしまう。しまうけれどこれ以上に幸せを重ねてしまうと私は死んでしまうのではないのかという恐怖まではいかない何かを感じてしまう。その何か解らない危機感めいたものを忘れない様に、少しずつ年末をかみしめていこうと思います。

 ニコンjuna21の承諾を得ました。来年6月にインド綿花栽培地帯における自殺問題の写真展を開催します。きっと。