年末です。最高です。年末は大好きです。


 近頃はラジオでもクリスマスソングが流れ始めて、街にはイルミネーションがひかりだして、店頭ではクリスマスデコレーションが目立ち出してきて、何だかワクワクしてしまいます。
 以前書いたかもしれませんが、車の暖房の匂いとそこに混じるタバコの匂いが何故だかその年末雰囲気を私の胸の中で盛り上げます。 それは多分以前私の実家で乗っていた白いカローラの中の記憶と岩内町の銀座通りのイルミネーションが色濃く残っているからなのでしょう。

 今年は実に有意義な年になりました。振り返るには早すぎるかもしれませんが、こんなに良い年は生まれて初めてだと思います。
 去年は二度の渡印に加え翌年の展示構想にと何だか忙し過ぎて覚えていませんし、一昨年なんてもう記憶の片隅に追いやられています。


 年を重ねると月日が速度を増して過ぎていくと聞きますがまさにそうなのだと思う反面、今はもの凄く時間が過ぎる事がじれったく、愛おしく思ってしまいます。
 待つという事は人生で7割だか8割を占めるという事をどこかで聞きましたが、私はそれがもの凄く嫌で、言ってしまえば短気な方だと自覚しています。しかし、その待つという時間の使い方すらも何だか実に愛おしく思えてきました。

 こうやって人はマゾになっていくのかもしれません。