鳥人間コンテストを見て興奮してしまう。

 体育会系+理系人間の自分としてはやはり見ずにはられない。というよりも偶然見れて本当に良かったと思う。そして、そこから僕がもし理系大学に行って写真なんて創めたら・・・などと言う写真脳が働き、ある一人の作家の写真が頭を過ぎった。

 「浅原明広」

 彼は、というかあんまりしっかり写真を見ていないのだが、簡単に言ったら若手研究員の写真と、そこの周りの風景を撮っている作家で、いわゆるドキュメンタリー写真の生々しさを孕みつつも、何故かどこにも(セクシャルな)性を感じないような写真作品を撮られている方だ。

 まあ、自分がその様な写真を撮れる撮れないは別として、そういった身近で興味を十二分にソソル被写体に目が行かないはずは無いなと思う。


 で、彼のHPを確かブックマークしていたと思ったのだが、見つからずある一人の作家の、しかも何故ブックマークしたのかも忘れてしまった位の勢いのHPを見てしまった。
 何故ここで見てしまった。と書いたかと言うと、最近の自分を悉く破壊して、そんな事考えてんじゃねーよ!コレが写真だ!!お前のやるべき事はコレなんだよ!ボケガァ!!と叱咤されているような気持ちになったからだ。それが、良い悪いと言うよりも、あまりにも僕の過ごす現実からかけ離れているにもかかわらず、実に生々しくもストレートに胸を打つ写真群だからだ。
 コレが写真力なのだなと。


 現実はいつでもそこにあるのに、気付かないフリをしているだけなのか?見たくない?見せて欲しくない?僕は見るべきだと思う。そして、見せ付けてやるんだ。見たくなくても目にぶち込んで、コレでもかって位に押し込んでやる。お前らの現実がいかに陳腐で、空っぽかを見せ付けてやる。
 死ぬ気で来い。俺は死ぬ気で写真を撮ってやる。いや、むしろ本当に死ぬかもしれない。そんな現場が現実に存在するのだから。


 Ami Vitale
http://www.amivitale.com/main.html