• はじめに

 写真作品は全てドキュメンタリー作品である。そして、そのテーマと言うのはとても重要かつ、尊重すべきものだ。そのテーマを軸として強制的に3つに分類したのがこの「強制的写真三分類法」である。

  • プライベートドキュメンタリー

 自己の周りで起きる様々な事柄を独自の感性バリバリに仕上げた作品。「HIROMIX」「川内倫子」「佐内正史」「長島有里枝」「植本一子」などを当てはめている。
 海外の作家「Sally Mann」とか。あまり思い出せないが、そこら辺を自分は当てはめている。

  • ジェネラルドキュメンタリー

 自己の世界から外へ出て、社会の中で脈々と流れている普遍的なものをテーマとし、継続的に撮影をしていく作品。主に「場所」「世代」「種族」「風俗」などをテーマとしているもの。いわゆるコンポラ写真などがそれだと思ってる。作家は色々。

  • ハードドキュメンタリー

 社会性の強いテーマ題材としている写真。「紛争」「飢餓」「差別」「環境」など。マグナム系の写真がそんな感じ。


 かなり強引に分類するのがこの三分類法の粋なところである。その反面漏れる作品が多数出てきたり、どっちつかずな作品が出てくるが、それは愛嬌で何とかしている。
 こういった分類の中で自分はどういった作品を今やっているのか。そして、この多角的写真表現に対してどの様なスタンスで自分が作品製作に取り組んでいくかという事を良く考える。そして、欲張りなので全部やろうと同時進行で色々と手を出しすぎてどれも中途半端になってしまうという体たらくをしてしまう。

 携帯電話を便器に落としたら壊れた。