軽すぎる。軽すぎるのだよ。

 事実を孕んだ言葉にこそ。経験を孕んだ言葉にこそ。力があるのだよ。

 自己の中で練り上げて練り上げて出てきた言葉よりも、事実を経験を孕んだ一言の方がよっぽど力があるのだよ。

 夜中に流れる軽すぎる歌謡曲なんて耳を塞ぎたくなる。妄想、空想、理想、空論、全て未確認なのだよ。

 体から溢れ出す言葉を聞かせてくれ。建前なんて聞きたくない。隣の芝が青かろうとも羨んでコジャレタ言葉を羅列してはいけない。

 突き刺せ言葉を、思い知れ現実を、立ち向かえ対人へ。

 言いたいことも言えない様じゃあ明日は無いですよ。


  • 今日も大学生は僕の憧れ

 ダメだ。明日平和になるなんて考えられない。世の中で起きていることを昨日知って今日解決できるなんて思わないし。明日解決できるなんて事も思わない。
 けど、このもどかしさの断片をどうにか解消したい。

 さも何でも知っているようなフリもしたくない。むしろ、何も知らないフリして何でも乞いたい。教えて。教えて。沢山教えて。何も知らない僕に何か教えてよ!!!

 学校に行ったら良いのかな?今日の日体大の学生は僕よりもはるかに若く見えた。会社の同僚もそう言ってる。苦労を知らないから顔が若いんだよ。耳が変な形をしてるからきっとレスリングだ!!
 あの馬鹿者ドモに思い知らせてやる。お前らが知っている現実なんて陳腐で安易だって事を。でもきっとそんな事関係無しにどこかの企業に就職して、結婚して、子供が出来て、云々かんぬんあって僕の事なんて今日の様に知らない顔して過ごしていくんだ。いくら僕が世に出たってマイナーメジャーの存在で知らない人が世の中の大半。

 人と比べるなんておこがまし過ぎてかける言葉なんて無いだろ?

 哀れな僕を見てください。ほら、小さいだろ?