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微妙に眠いという事は物凄く眠いという事をはるかに上回る厄介さを孕んでいる。
微妙に眠い。裏を返せばまだ起きていられるという思いに繋がる。それは、やらなければいけないであろう事を片付けられると言う思いに昇華され、それを行おうとする。
その、やらなければいけないという事が多ければ多いほどに、気持ちの逸りの様なものが押し寄せ、起こす行動の端々に荒さと、いい加減さを、引き起こし気持ちはいつも尖ってしまう。
その気持ちは如何様にも変えがたく、自分の脳でそれを認識しているにも拘らず、それを抑えることが出来ないのだ。
散らかっている部屋を片付け、掃除機をかけ、貯まりに溜まった洗濯物をコインランドリーへ運ぶ。戻るや否や二日間の汚れを落とす為に銭湯へ向かう。薬品を作り、洗い物をする。
この至極日常的に思える行為ですら、微妙に眠いと言う悪魔にかかればたちまちにして、とても面倒に思えてくる。そして、適当になる。
この一週間と言うもの両手両足で数えられるだけの時間しか自宅のベットで過ごしていない。ビールは旨い。