友人がまた一人婚姻を結んだ。


 結婚と言う言葉を聴くだけでどこか嬉しい気持ちになる。ましてや友人ともなるとことさらだ。だ。やはり、羨ましいといった気持ちは拭い去れない。


 そして、その席の話。「この年齢になると、写真を撮って他の人に見てもらいたいといった気持ちより先に、子孫を残したいといった気持ちのほうが強くなる」(一部抜粋及び適当)といったような事を彼女は言っていた。


 そこから考えるに、人間というものは欲求ピラミッドにおいて年齢を重ねるごとに上位欲求を徐々に削除していくのではないかと言う見解に至った。
 最終的に根本的欲求(食欲、性欲、睡眠欲?)などより深層心理な部分の欲求、子孫を残したいだのといったものに徐々に近づいていくのではないのかと。そして、そこから導かれるのは上位欲求を維持していくには多大なる力が必要なのではないのかと。

 しかし、それはある種女性的な欲求なのかもしれない。子孫を「是非」残したいと言う母性の現われなのかもしれない。


 
 そう考えるとやはり女性は偉大である。が、どちらかと言うと僕は子供だけ欲しい派だ。残念!