命がもし体力だとしたら僕はとても乱暴に研いでいるのであろう。


 「荒削りでもどこか光るものがある!」なんて言葉に惑わされない様に、そんなものは無視して、一心不乱に丁寧に、命を研いでいこう。


 いつか擦り切れて、命が少しだけになったとしても、最後の最後まで研ぎ続けよう。

 「もう少ないから、今回は今だけ」とか、そんな事を忘れる位の勢いで研いでいこう。

 例えそれが乱暴だと言われようとも、研ぎ続けてきたスピードを弱めない様に、惰性に身を任せて丁寧に、そうやって。