私は私の写真が大好きだ。俺の写真こそが写真であるとさえ思えてきてしまう。ことあるごとに、いや、無くても何となく自分の写真を見てしまう。電車の中でiPodで、ディスプレイ越しにウェブで、足下から引っ張り出してじっくりと。そんなことばかりしているのが何だか気持ち悪い気もしてくるが、反復して見てしまう。
 そこから何か考えるかといえば大体そんなことは無いけれど、何故だか見てしまう。一番のズリネタは自身が所有しているのかもしれない。