年も迫るこんな時期には何故だか昔のどうでもいい写真を見返してしまう。あの時の思い出を反復してみるのも悪くないと心底思える。

 私は大体どうでもいい事なんてさっぱり忘れてしまうけれど、多分それはどうでもいい事ではなく大切なことなのだろう。「なんでもない様な事が・・・云々」と恐ろしく長い曲にもある様に、ラーメンみたく長く続くであろう人生の中で、それは多分重要な事なのだろう。

 あの時の音も匂いも微細な表情の変化も記録出来ないけれど、何となくあの時の雰囲気だけは理解出来るから、写真は実に自分本位で素晴らしい。


 余談ですが、どうしてイカゲソを食べるとビールがまずくなるのかという事も私にとってはどうでもいい事です。