世界基金/マグナム 共同制作写真展「命をつなぐ」
2010年9月5日-22日有楽町朝日スクエア/ギャラリー
http://www.magnumphotos.co.jp/inochi/index.html

 この企画自体は去年当たりに発見して見ていましたが、まさか展示がされるとは思っていませんでしたし、magnumメンバーの展示が見れるなんてあまり無い事なので発狂しました。が、正直、世界報道写真展の様な展示だったらどうしようかと思っていました。しかし、そんな不安を払拭した上に期待の斜め上を行くものでした。


 インドを撮影したJim Goldbergの作品はまさかあんな形で見れるとは思っていませんでしたし、やはり素晴らしいと思わずに入られません。

 ルワンダを撮影したGilles Peressの作品は何だか毒の抜けた感じがして高感度アップです。

 ハイチを撮影したJonas Bendiksenの作品は患者のセルフポートレイトが圧倒的だった。他の写真は彼の良さをあまり感じられなかった。多分枚数的にも、撮影日数的にも薄かった様に感じた。

 ベトナムを撮影したSteve McCurryの作品は彼らしくていいと思う。

 ロシアを撮影したAlex Majoliの作品は結構胸を打つ物があった。彼らが見てきたかもしれない心象風景的な写真がモノクロってのがそうさせたと思う。

 マリを撮影したPaolo Pellegrinの作品も良かった。全体的にイメージっぽい写真で構成されていて、人のアップなんかもその流れにうまい事は待っていて素晴らしかった。

 南アフリカスワジランドを撮影したLarry Towellの作品はパノラマとライカ判の組み合わせが新鮮だった。