■
ヒントは多い方が良いに決まっている。なので、今日は写真展を鑑賞して来た。タダだからね。貧乏人には嬉しい限りだ。
小西淳也写真展
「子供の時間」
- 作者: 小西淳也
- 出版社/メーカー: 梧桐書院
- 発売日: 2006/10
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
子供と言う被写体はやはり誰が撮っても可愛らしく撮れるものだ。しかし、ここに登場する子供たちは可愛らしいと言うよりは、「カッコいい」や「綺麗」だったりする。フとした瞬間に見せるであろうその表情はどこと無く狂気を孕み、しかし、どこか明日への希望の様なものを感じさせてくれた。まあ、子供自体が夢のようなものだから当たり前なのだが、僕らがしっかりしなければすぐにでも壊れてしまうであろう夢の塊をしっかりと過保護にならずに見守っていかなければいけないのだなと思った。
過去の写真もホームページや、写真集で拝見した。過去の作品は屋外で撮られたものばかりだが、今回の作品は全編屋内。きっと自らの部屋や家などで撮られたのであろう。今回のテーマが子宮的空間の中に存在する子供たちという事もあるのであろうが、今の子供達が外へあまりで無いという現実も浮き彫りにしている様に思えた。
プリントのトーンとかも含めて自分的には好みの写真作品でした。写真集買おうか買うまいか本気で悩んでます。いや、買います。買いますって・・・いや、マジで買わなければいけない様だ。500部限定だそうだ。明日買います。お願いします。
大野一雄誕生100年祭
舞踏家 大野一雄写真展
〜秘する肉体[からだ]〜
ここに登場する男性を正直自分は知らなかった。全体的に舞台写真が多かったが、本当に彼を撮れているなと、思ったのは細江英公氏と、名前は忘れたが、手と足と顔の三点セットの人位だった。
細江英公氏の写真を見た時「おっコレ良いなー」と思い名前を見た時には「やはり」という感があった。大野一雄という芸術を本当の意味で自分の中に取り込みそれを放出すると言う行為を気持ちよくやっているなと言う感があった。
こういった被写体を色々な人が撮って見せると言う写真展はあまり得意ではありません。まだまだ修行不足だ。