ディス・デイ「希望の一日」

ディス・デイ「希望の一日」


North America
 黒人達は一様に喜んでいるという印象を受け、アメリカにおいてこの日がどれだけ重要な日だったかを改めて感じた。特にニューオリンズが凄かったんだろうなと思わされた。

気になった写真家
 Culmann Olivier,Drake Carolyn,Taggart Jonathan,van Lohuizen Kadir
2009/06/08


Latin America
 先住民の問題が興味深く、何だかアメリカ本土によって引き起こされたというか、移民流入によって起きてしまったのかな?と無知が故に単純に思ってしまった。そして、そんな彼らも立ち上がろうとしている所が希望なのかとも思えるが、反面過酷な状況でそんなものを見れているのか?という疑問も浮かんできてしまった。

気になった写真家
 Chaskielberg Alejanbro,Dalton Scott,Goded Maya,Munita Toma's,Poveda Christian,Surun Flore-A"el
2009/06/12


Europe
 過去の楔から解き放たれる事は無いし、それを蔑ろにしてしまう事は軽率で、それをふまえた上で希望を見るべきなのだろう。総体的な世界にとってこの日は重要な日だったのかもしれないが、海を挟んだ向こう側の人達にとっては、ひいては過酷な現在を過ごしている人達にとっては目の前を向く事の方が重要で、そこから希望を見いだせるかどうかが重要なのだろう。しかし、ここでも黒人達は喜んでいる。
 とりあえずこのヨーロッパ編を読み、見きる事が今日の私の希望だった気がする。,Fusha Bevis to Gafic Ziyahの流れが熱かった。
気になった写真家
 Arthur olivia,Caupeil Edouard,Couet Jean-Christophe,Dimisianos Ektor[!],Fusha Bevis,Gafic Ziyah,Galustov Mikhail,Hyyti"ainen Arja,Kollar Martin,Kam Duc Hien,Larsen Claus Bjo/rn,Liankevich[i],Marnoto Jo^ao Pedro[i],M"uller Wolfgang[i],Rasmussen Espen,Roberts Simon[i],Sher Max,Ten Hoopen Pieter,Uznadze Beso


Africa
 予想以上にアフリカの人達が喜んでいないのでは?なんて思ってしまった。実情を考えればテレビの前で踊りはしゃげる様なものではないのかもしれないが、彼らの気質(かってな思いだが陽気な感じ)からしたらそんな事があっても良いのではないか?と思ってしまった。それは、そんな状態ではないという事を表しているのだろうか?そして、それが要因かどうかは判断しかねるが、いわゆるルポルタージュ風な写真が目立って見えてしまう。

気になった写真家
 Astrada Walter,Dailleux Denis,Feit Candace[i],Kurzen B'en'edicte,Sidib'e Malick,Wiggers Petterik
2009/06/25


Middle East
 この地域に限った事ではないのだろうけれど、自ら希望を求めて自身の地を後にするもの、やむなく自身の地を後にしそこから希望を求めるもの、その理由は様々だろうが、そういった人達が多い印象をうけた。それはやはりここ中東が未だジャーナリストにとって恰好の仕事場だという事を表しているのだろう。中でもmiziban hadiの作品で「子供達が未自家で展開する暴力的場面模した」遊びをしているのに大変驚いた。勝手な推測だが、日本で子供達がヒーローモノのまねをする様な感覚なのかな?などと思った。

気になった写真家
 Domaniczky Tivadar[!],Grarup Jan,Lancaster Lauren,Mizdan Hadi,Saman Moises[i],Seri Ahikam[i]
2009/07/04


Asia&Oceania
 近代化と伝統、今と昔、善と悪、全て似た様な対立関係に思えてしまうがそれは大きく違って、その些細な違いの中で揺らいでいるナイーブな問題が露呈されている様な印象を受ける。そして、その大半が昔ながらの手法でとられている事に気付く。故に文章の方が厚みを帯びて見えてきてしまう印象を受けた。
 どれも気にしなければ見落としてしまう様な出来事で、私達の生活に深くは関わっていないのだろうが、そこで暮らす人達にとっては重要で、従軍兵以外にはオバマなんて知ったこっちゃ無いのだろう。

気になった写真家
 A Yin,Brown Patrick,[!]Calligaro Sandra,[c],Canepari Zackary[i],Delano James Whitlow[i],Dressler Arthur[!],Dupont Stephea,Hura Sohrab[c],Kameyama Ryo,Redfern Jerry[i],Rousselot Johann[i],Wasif Munem[!]


 解釈の違いは多少あると思うが「hope」というテーマに沿っているかと問われれば首を傾げてしまうが、現在活躍しているドキュメンタリー写真家名鑑としては大変参考になる作品だと思う。
 5人のフォトエディターとあるが、この中で誰が誰を選んだのかという事がもの凄く気になる。
 写真家個人の国別で見てみるのも面白いだろう。ある種の傾向(ドイツだったらベッヒャー、アメリカだったらニューカラー、日本だったらコンポラ的な意味で)が見えてくるかもしれない。
 とりあえず縦と横が一緒くたなのが大変読みづらい。

*注記
[!]凄い気になる
[i]人として気になる
[c]内容が気になる
 それ以外は何となく。
http://booklog.jp/users/YaMaCtA