福島考

2011年8月13日福島県双葉郡広野町 ヒマワリは私の好きな花の一つです。

2011年8月13日福島県双葉郡広野町すぐ近くの海沿い。大きな岩がゴツゴツとしている波打ち際。線香に火をつける女性。声をかけられなかった私。いい天気だった。

2011年7月24日福島県南相馬市太田神社 震災後の開催という事もあって報道陣の数がもの凄かった。 彼らの伝える事と、私の伝える事に違いはあるのだろうかと、自問していた。

2011年7月23日福島県南相馬市鹿島区 小高の辺りから避難して、鹿島の仮設住宅に移り住んでいる友人の男の子。 彼がこの後の世界の証人となるのだろう。それがポジティブな方向へ導いてくれる事を願っている。

先月開催した写真展「わすれて、わすれないで、」の展示風景と、写真を更新しました。 お時間ございましたら宜しくどうぞ。http://takahiro-yamashita.co.uk/

2011年7月23日福島県相馬市中村神社 相馬野馬追 wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E9%A6%AC%E9%87%8E%E9%A6%AC%E8%BF%BD) 例年より規模が小さいとはいえもの凄い迫力だった。この祭りが元の規模に戻ったら私は腰を抜かしてしまうかもしれ…

2011年6月6日福島県広野町 当時は放射性物質の事ばかり考えていたのかもしれない。 「降り注ぐ」といったタイトルでにた様な写真を集めたら、それっぽいものになるかもしれない。けれど、それはとても安っぽいものになっただろう。

2011年6月6日福島県広野町 およそ三ヶ月経ったスーパーアイアイには震災当時のチラシがはられていた。 「祝・中学校卒業式、ごちそう特集」 何故か私はこのチラシを見た時にもの凄く息苦しくなった。

2011年6月4日福島県南相馬市原町区 どこかの、誰かの、家のどこか、何かの競技、

2012年1月29日福島県新地町大戸浜 相馬双葉漁協近く、元の姿を知らない私にはここに何があったのかすら解らない。 その近くの丘を上がると寺があり、そこには猫がいた。とても人懐っこく可愛かった。その猫に誘われて寺の裏へ行くと地震によって倒れている墓…

2011年6月4日福島県南相馬市原町区 これを希望の光と言う事も出来るかもしれないが、これは太陽光が水面に反射しているだけだ。

2011年6月4日福島県南相馬市原町区 初めて南相馬へ行き海沿いへ行くと瓦礫が片付いているという印象を受けた。しかし、その脇には山の様な瓦礫が分別されずに積み上がっていた。その規模はやはりいわきよりも大きいのだとそれを見て実感した。 そして、この…

2011年6月4日福島県南相馬市原町区 道路をまたぐ鳥居の脇に警戒区域の看板がある。「0,4キロ先通行止め」南相馬にはそういった看板があちらこちらにあり、気にせずに走っていると袋小路に迷い込んでしまう。

2011年6月4日福島県田村市都路町 新緑の季節。木々が太陽の光を浴びて青々と茂っていた。目に見えるもの実に美しい。目に見えないものを私は撮る事が出来ない。目の前にある美しさは残酷さによて引き立てられるものだと気付かされた様な気がする。その残酷さ…

2011年6月4日福島県田村市都路町(渡辺さん夫婦) 今は郡山の息子の所に避難をしている。今時だったら田植えも終わって一段落をついている所だというが、こんな状況だとそんな事も出来ず、これから家のローンや生活をどうしていくかと悩んでいた。 そして、…

2011年6月4日福島県田村市都路町 雨に塗れ太陽に乾かされた漫画雑誌が落ちていた。エロ本かと思い近づくとそこには漫画の中のキャラクターが「明日から人間滅ぼす」という台詞を言っているページだった。 捨てた人が故意にやったのか、単なる偶然なのかは解…

2011年7月24日福島県南相馬市原町区北泉 相馬野馬追を見に行った際に撮った朝焼け。脇では無惨な姿の火力発電所があった。この景色は事実だが、この景色以外も事実だ。

2011年6月3日福島県いわき市豊間 以前も書いた様に福島浜通の海岸線は時折濃い霧に包まれる。それが夕刻と重なる時の美しさは言葉にする事ができない。それよりもっと時間が過ぎて、いわゆるトワイライトな時に重なった時に私は出くわした。その景色は私が今…

2011年6月3日福島県いわき市豊間 福島の海岸沿いはたまにもの凄い霧が辺りを覆う。 夕暮れに近い時間帯、瓦礫がおおよそ片付けられた風景を霧が地面をはっていくのは実に幻想的でアニメか映画の一場面の様だ。

2011年8月14日福島県飯舘村 2011年日本写真協会新人賞を受賞した村越としや氏は同じ学校の先輩にあたる。と言っても、専門学校でのその関係は皆無と行っていい、彼と出会ったのはあるグループ展のレセプションだった。 それ以来、会えば酒を飲みながら写真の…

2011年6月3日福島県いわき市豊間 何度も書いているのでこの場所に着いて話す事がつきてきました。ごめんなさい。

2011年11月7日福島県いわき市平(いわき駅前夜明け市場/写真左:取締役 松本さん 右:代表取締役 鈴木さん) 11月の福島行最終日前日、私は拠点としているいわき市に戻った。数日前にいわき駅前の白銀小路に何やら面白い飲屋街がオープンしたと知ったので足…

2011年6月3日福島県いわき市豊間 前回の写真の少し奥

2011年6月3日福島県いわき市豊間 道が狭いからか3ヶ月経ってもこの集落だけはあまり片付いてはいなかった。

2011年6月3日福島県いわき市永崎 震災後一週間。私が初めて福島へ訪れた時に話しを聞かせてもらったオオヒラさん宅。二日後に兄弟の家へ移ったと聞き少しだけ話しを伺った。 家はボランティアらの手によって片付いたという。私達だけではもっと時間がかかっ…

2011年4月13日福島県いわき市小名浜 津波によって崩れた建物を支える様に咲き始めた桜の木。ありきたりだが、どこか希望めいたものを感じた。しかし、1ヶ月後には更なる余震によって建物は完全に倒れ、桜の木もろとも瓦礫へと変貌していた。 あの時抱いた希…

2011年4月13日福島県いわき市平豊間 震災から一ヶ月。入り組んだ所にあるこの集落の瓦礫の多くは片付いてはいなかった。数名が自宅から荷物を運び出していた。

2011年4月13日福島県いわき市平豊間 少し小高くなった道路をの脇には絵本美術館がある。その脇の道を進んでいくと小さな集落が見える。海が見渡せる入り江の様な所だ。 写真の建物はその入り江の入り口付近なのであまり被害がなさそうに見えるが、その下の建…

2011年4月13日福島県いわき市平藤間 左側は新舞子浜ビーチがあり、少し先にはかんぽの宿がある。震災から一ヶ月、道路の復旧が始まっていた。