2007-01-01から1年間の記事一覧

実は自分が写真をやっているという事が嫌なのかもしれない。どこか人間的では無いような気がしないでもない。人間的とは?と、問われてしまうと狼狽してしまうが、何となくそんな気がしてならないのだ。 かといって、やめてしまおう!という勇気もさらさら無…

僕らはドラマの主人公であるという事を自覚できづに日常というものの中に埋没しきっているのかもしれない。明日の一歩が実はドラマの始まりで、昨日の一歩が実はドラマの収束であったのかもしれない。 僕らは日常を日常として当たり前に過ごし、その中に不意…

ほしのこえ [DVD]出版社/メーカー: コミックス・ウェーブ・フィルム発売日: 2002/04/19メディア: DVD購入: 2人 クリック: 679回この商品を含むブログ (240件) を見る秒速5センチメートル 通常版 [DVD]出版社/メーカー: コミックス・ウェーブ・フィルム発売日…

North Korea作者: Michael Poivert,Jonathan Fenby,Philippe Chancel出版社/メーカー: Thames & Hudson発売日: 2007/04/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (2件) を見る 何故か登録されていませんとなっている。不思議。 最早、場所で見せられる…

出来る事なら、感動したら素直にシャッターを押しましょう。そしたらきっと、素的な写真が撮れるでしょう。でも、そんな簡単に感動は出来ません。 世の中そんなに甘くありません。主に辛い事が多いです。ですので、シャッターはあまり押せません。むしろ押し…

荒野に突然と現れる現在進行形で構築されながらも営業している遊園地つきショッピングモール。そこの広大な駐車場に疎らに止められる真新しい車。 降りてくるカップルとファミリー。団体で来る学生達は地下鉄とリキシャーを乗り継ぎ、小走りに施設に吸い込ま…

手に入らないのなら壊してしまえと、思ったけど、壊すのすらもったいないので触っておいた。そしたら結構暖かくて柔らかくて、とてもじゃないけど僕に壊す資格なんてないのだと気付かされて、うなだれた。

僕らにとっての日常は他者にとっての非日常で、他者にとっての日常は僕らにとっての非日常だ。そんな容易い事なのに、気づくことは容易では無く、とても難解な事だという事にすら気づけない。 僕らの想像を超えた日常がそこにあるというのに、それを見た僕ら…

天候は良好。台風後なのにそんな事は関係ないと言わんばかりのバーベキュー。そこら辺で人が流されていたかも知れないという想像はさて置いて、人々は肉を喰らい酒を飲み笑う。 人間てこんなにタフなんだと、無頓着なんだと思えた正午過ぎ。車は泥だらけで放…

「植本 from アルテミスイチコ」 http://d.hatena.ne.jp/ichikouemoto/ 彼女の写真を始めてみたのは僕が上京して初めて行った、東京都写真美術館であった。かの有名な写真新世紀というコンペティションでの展示だ。 その時の感想は確か「こんな写真が流行っ…

「綺麗だった。」で、終わっていただいても構わない。しかし、あわよくばもう一度文章を読んでから見直し、些細な事象に気づいていただけたのならなお光栄です。 自身何が言いたいのかが解からないという最悪の事態に陥ってしまったが、見る人が意外にも何ら…

明日より写真展が始まります。よろしくどうぞ。

5月も終わり。 外気は45度を越え、綿花を刈り入れ終えたむき出しの地面を太陽がジリジリと照らし続ける。そんな時期に自殺者の数は増え始める。 事の始まりは約10年前。 多国籍企業の持ち込んだ、彼らには自家採種出来ない高価なハイブリッド種子や遺伝…

最近たまたま飲酒運転で子供を亡くし、その人を訴えるといった内容のニュースを見た。いや、確かもっと前にも同じ様な内容のニュースを見たような気がする。 まあ、別に内容が飲酒運転でとか、殴られただの騙されただのと誰だって良いのだが、それに対して訴…

そうだけど、違う。 現実というものは往々にして一口では語れないものだ。もしそれを語ってしまうとするのであればそれは横暴であろう。いわばエゴである。 僕らはそうやって、すべてのものを自分の中でカテゴライズして納得しようとする。それは随分とがま…

歌詞が歌詞として主張しない様に、メロディーとしてすんなり耳に入ってくる様に、そんな感じで写真をやっていくべきであろう。 ばれたら負け。いや、聞くだけで心地よくて、聞き込むと解かっちゃう。そんな感じが今ベスト。

明日より写真展が始まります。よろしくどうぞ。

AVを鑑賞する際に私は「是非陰部を!」といった気持ちを隠せない。がしかし、延々と陰部ばかりを映し出したAVを見せられたときには発狂してしまうであろう。 「こんなもので抜けるか!」と。 一時期は「肌色の折り紙と、音声で抜ける」とまで言っていた…

政治家にシムシティーをやらせてみたい。

雲が太陽を覆い隠すのは幸運で、たまに出てくるそれに若干の苛立ちを覚える以外はいたって正常。 夏の日差しを惜しむ様に人々はテントを張り、火を熾し、肉を焼く。少しでも過去を知ろうとする彼らの行為に僕も賛同したい。が、水着でウロウロされてはこっち…

「アニメ、ダメ絶対!!」と思ってから最早4ヶ月が過ぎてしまった。 最早僕はアニメ抜きには生きられない人間になってしまったのかもしれない。今では「天元突破グレンラガン」「らき☆すた」「ぼくらの」「スカイガールズ」と現在オンエアー中の作品を毎週楽…

初めてまともにトラックバックというものをされた。と、思う。これを思うとインターネットってスゴ怖いなあと思う。 僕は何所の誰が見ていたとしても一向にかまわないというか、当初は名前を完全に伏せて書いていたのだが、何の拍子かHPのアドレスを載せて…

僕の頭の中で描いている現実は実に清潔で、輝いているにも関わらず、目の前に広がる現実は実に陳腐で退屈なものだ。しかしそれは当たり前のことで、出来るだけ頭の中の現実に近づけようとしてみる。けれど、どうにも、うまくいかないものでたじろいでしまう…

命がもし体力だとしたら僕はとても乱暴に研いでいるのであろう。 「荒削りでもどこか光るものがある!」なんて言葉に惑わされない様に、そんなものは無視して、一心不乱に丁寧に、命を研いでいこう。 いつか擦り切れて、命が少しだけになったとしても、最後…

河には誰も居ない。居るのは精々ホームレス位だろう。それほどまでに未開拓の地は、ある意味で多摩川沿いにしては新鮮さを受けた。 サックスを吹いていた彼は、来週に発表会だというのにまずまずの出来であった。が、それは本人が一番感じているのだろう。そ…

子供の時間―小西淳也写真集作者: 小西淳也出版社/メーカー: 梧桐書院発売日: 2006/10メディア: 大型本この商品を含むブログ (3件) を見る 久しぶりにもう一度見てみた。やはり好みであることは間違いない。が、また色々と見方が変わってきた。 初期の作品に…

正直、写真をしなければいけないと、そう頭の中では常々考えているし、やるべき事も解かっているつもりだ。しかし、どうしても出来ない。スランプとか何だかちょっとカッコいいヤツではなくて、上手くいかないとかって訳じゃなくて正直やろうと思えば出来る…

どうしてこうも明確で直近の目標が無いと人はダラダラと生活を送ってしまうのだろうか。 帰ってきてビールを飲み。ボケーっとしているうちに日はくれ眠り、また日が昇る。この生活の中に何も発展性はなく、とても無駄なものの様に思えてきて仕方が無い。 ど…

ある友人は写真集は教科書だといった。 そう、勉強する為に見ている節もある。だが、自分にとって写真集は啓発本の様なものかもしれない。 世の中にこんなにも刺激的なものがあるのか!とか、負けてはいられない!とか、そんなふうにいつも見ると思ってしま…

炎天下を楽しんでいるのかどうかは解からないが、上半身裸の人間や、BBQを楽しむ老若男女がうじゃうじゃと溢れる晴天の下、歩を進めるたびに額から滴る汗を厄介なものだと感じた。 生を全うしたであろうセミと、生を全うしようとしている自分の対峙。そこ…